樂篆工房(らくてんこうぼう)

プロジェクト 漢字の看板

漢字が活躍するまち喜多方

店先の看板に書かれたさまざまな古代文字。それは駅舎にも、ジャンパーの背中にも、店員さんのエプロンにも、ラーメンのどんぶりにも、トラックのボディにも。古代文字は、喜多方市のいたるところにあふれています。子どもたちの学習意欲や、観光客と商店の絆を結ぶ橋渡しに貢献するべく、町おこしにいま漢字が活躍しています。

子どもたちが古代文字を持っているイメージ

喜多方を漢字のまちにする会

福島県喜多方市といえば「喜多方ラーメン」と「蔵」。それに加えて平成23(2011)年から漢字を観光資源にしようという取り組みが始まりました。「喜多方を漢字のまちにする会」という団体を設け、漢字や古代文字に興味をもつ市民が集まり、漢字のもつ歴史的意味や美しさを発信しています。東日本大震災により風評被害で観光客が激減していた喜多方市でしたが、子どもの学習意欲向上や、商店に活気を取り戻すきっかけとなるこの有意義な町おこしに、全国から注目が集まっています。

古代ミステリーウォークの様子

古代文字ミステリーウォーク

市内の商店の看板に、象徴となる字を古代文字で入れ、興味を持っていただくよう設置しました。2014年現在、200軒以上の店先に、古代文字の看板が掲げられています。これをもとにした「古代文字ミステリーウォーク」という、市内を散策する企画が人気を博しています。グループでまちを歩き、古代文字を10個前後探し、店の人に漢字の読み方と意味を尋ね、その成果を持ち帰り発表するもの。想像力を駆使して楽しみながら学ぶことで、知らなかった歴史との出会いや市民とのあたたかな交流が次々に生まれています。

タビカレ学園祭受賞式の様子

タビカレ総選挙 総合部門全国1位受賞

タビカレとは「日本タビカレッジ」の愛称で、モニターツアーの実施や地域の情報、お得な旅情報の発信などの活動を行っている、観光庁の補助事業のひとつです。全国から採択された78の団体が、旅行業者や一般の方の前でプレゼンテーションをし、取り組みをアピールする「タビカレ学園祭・総選挙」。2014年3月に行われたこの選挙で「創作漢字あそび」「古代文字看板の普及」「古代文字ミステリーウォーク」「漢字のイベント」などが評価され、来場者の投票で総合部門全国1位という輝かしい賞を頂戴することができました。